福井大学 規程集(公開用)

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福井大学の研究に関する秘密情報管理規程
平成29年11月22日
福大規程第135号
(目的)
第1条 この規程は,不正競争防止法(平成5年法律第47号)のもと,国立大学法人福井大学(以下「本学」という。)に所属する,研究に従事する者によって創出された本学独自の研究情報,及び本学が外部機関から入手又は外部機関と共有する研究情報を,大学の公益性に配慮しつつ,社会からの信頼に資するよう適切にマネジメントすることを目的とする。
(定義)
第2条 この規程において「部局」とは,学部,研究科(附属学校及び附属教育研究施設等を含み,医学部附属病院を除く。),共通教育部,各部門,医学部附属病院,附属図書館,産学官連携本部,学内共同教育研究施設等,保健管理センター及び事務局(監査室を含む。)をいう。
2 この規程において「部局長」とは,前項の部局の長をいう。
3 この規程において「職員等」とは,本学の役員及び職員等,本学に雇用されるすべての者をいう。
4 この規程において「研究者」とは,「職員等」のうち,研究に従事する者をいう。
5 この規程において「学生等」とは,本学に在籍する学生,大学院生及び本学の各種制度等に基づいて受入れを許可された研究生等をいう。
6 この規程において「秘密情報」とは,次の各号に該当するものをいう。ただし,臨床研究等に係る個人情報を含む秘密情報の管理については,本規程の他,ヘルシンキ宣言に示された倫理規範,国が策定した指針,その他関係法令等,本学関係規則等の定めるところによる。
(1) 本学独自で創出された研究情報(以下,「本学独自情報等」という。)であって,公然と知られておらず,かつ,本学が秘匿すべきと判断するもの
(2) 企業及び外部の機関等(以下,「外部機関等」という。)から提供された情報並びに本学と外部機関が共同で創出した研究情報(以下,これらを併せて「外部機関提供情報等」という。)であって,公然と知られておらず,かつ,本学が当該外部機関との契約等に基づき秘匿することを義務付けられたもの
(3) 外部機関提供情報等であって,公然と知られておらず,当該外部機関等の開示許可が得られていないもの
(管理体制)
第3条 本学全体における秘密情報の管理の最高管理責任者を置き,学長をもってあてる。
2 本学全体における秘密情報の管理を統括するため,秘密情報管理統括責任者(以下「統括責任者」という。)を置く。統括責任者は,理事(研究,産学・社会連携担当)とする。
3 各部局における秘密情報の管理を統括するため,秘密情報管理部局責任者(以下「部局責任者」という。)を置く。部局責任者は,部局長とする。
4 研究室,研究グループ(以下,これらを併せて「研究室等」という。)における秘密情報を管理するため,秘密情報管理責任者(以下「管理責任者」という。)を置く。管理責任者は,研究室の長,または研究代表者とする。
5 部局責任者は,統括責任者の指示のもと,各部局の管理責任者に対し,秘密情報を適切に管理させるものとする。
6 管理責任者は,部局責任者の指示のもと,秘密情報の指定を行い,また第5条に則り秘密情報の管理方法を文書で定めるものとする。
7 管理責任者は,秘密情報の秘密保持期間,使用目的,並びにアクセスすることができる職員等,学生等の範囲(以下「アクセス権者」という。)を特定するものとする。
8 管理責任者は,アクセス権者に対し,第6項で定めた管理方法を説明し,遵守させるものとする。なお,アクセス権者が学生等である場合,第8条第2項に則り適切な指導をした上で,当該秘密情報にアクセスさせるものとする。
(委員会)
第4条 秘密情報の管理に関わる事項については,産学官連携本部運営委員会(以下「運営委員会」という。)が審議するものとする。また事務は産学官連携本部研究統括部門研究企画・管理部が行う。
(秘密情報の管理方法)
第5条 秘密情報の管理方法については,別に定める秘密情報管理ガイドラインに則り,適切に管理するものとする。
2 外部機関の秘密情報については,当該秘密情報の取り扱いに係る当該外部機関等との契約が存在する場合には,その契約の規定が優先するものとする。
(秘密情報の学内への開示)
第6条 秘密情報の開示対象者は,当該研究業務上必要な職員等,学生等の範囲内とする。
2 管理責任者は,当該開示対象者に対し,秘密保持を徹底させるものとする。
3 管理責任者は,開示対象者に対し,秘密保持誓約書の提出を求めることができる。
(秘密情報の学外への開示)
第7条 管理責任者は,自らが管理する本学独自情報等に関する秘密情報を外部機関に開示しようとするときは,当該外部機関と秘密保持契約書を締結するものとする。ただし,別途定めのある場合を除く。
2 管理責任者は,外部機関提供情報等に関する秘密情報を学外へ開示しようとするとき,事前に当該外部機関の同意を得なければならない。同意を得た場合は,開示先に対し,当該同意内容に基づく秘密保持義務を課すものとする。
(秘密保持義務)
第8条 職員等は,国立大学法人福井大学職員就業規則(平成16年福大規則第7号)等により秘密保持義務を負うものとし,学内外を含め,第三者の秘密情報を不正に入手,使用,開示してはならない。
2 学生等を研究等に従事させる場合,管理責任者は,必要に応じて,当該学生等に対して,別に定める秘密情報管理ガイドラインに則り,インフォームド・コンセントを行った上で,研究成果の取り扱い及び秘密情報の取り扱いを記載した秘密保持誓約書(別紙様式第1号)に署名させるものとする。卒業,修了,退学,休学する学生等に対しては,秘密情報の管理方法等,及び負っている秘密保持義務内容を確認させるものとする。
3 共同研究員を受け入れる場合,管理責任者は当該共同研究員に対して,共同研究等を開始する前に,研究成果の取り扱い及び秘密情報の取扱いを記載した秘密保持誓約書(別紙様式第1号)に署名させるものとする。
4 本学は,人材派遣会社,委託業者,請負業者等の第三者に対し,秘密情報の開示をする必要があるときには,当該第三者との契約において秘密保持義務を課すものとする。
(不利益取扱の禁止)
第9条 管理責任者は,秘密保持誓約書(別紙様式第1号)を提出しない学生等に対して,不利益な取扱いをしてはならない。
(研究者の採用に伴う秘密保持義務)
第10条 本学に採用された研究者は,これまでに所属した外部機関および所属している外部機関で取り扱った秘密情報を,当該外部機関の許可なく本学に開示してはならない。
2 部局責任者は,本学に採用された研究者に対し,前項に係る秘密保持誓約書(別紙様式第2号)を提出させるものとする。
(研究者の退職後等の秘密保持義務)
第11条 退職した研究者は,本学在職中に知り得た秘密情報を,退職後も部局責任者の許可なく開示,使用してはならない。
2 退職した研究者であって,秘密情報の持出し等を行う場合は,事前に部局責任者に申請書(別紙様式第3号)を提出しなければならない。なお,当該秘密情報が,外部機関提供情報等である場合は,持出し等に際し,部局責任者の他,事前に当該外部機関の同意を得なければならない。
3 部局責任者は,退職する研究者に対し,当該研究者と秘密情報を共有する外部機関等から要望があった場合等に,秘密保持誓約書を提出させるものとする。
(監査)
第12条 統括責任者は,本規程に則り秘密情報が適切に管理されているか,年1回,産学官連携本部本部長に監査を指示するものとする。
2 産学官連携本部本部長は,前項の指示をうけ,運営委員会に監査委員会を設置する。
3 監査委員会は,監査を実施し,監査結果について運営委員会に報告する。
4 運営委員会は,前項の監査結果について,統括責任者に報告する。
5 統括責任者は,前項の報告を受け,部局責任者に監査結果を通知する。
6 部局責任者は,前項の監査結果を,管理責任者に通知する。部局責任者は,当該監査結果の通知の際,必要に応じて,是正通知を管理責任者に通知する。
(教育)
第13条 統括責任者は,本学の職員等および学生等に対し,秘密情報管理に係る定期的な教育(啓発を含む)を実施するものとする。
2 研究者は,秘密情報管理に係る説明会等へ積極的に参加し,自らが所属する研究室等の構成員に対する啓発に努めるものとする。
(報告)
第14条 管理責任者は,秘密情報の指定を行った場合,及び当該秘密情報の指定を解除した場合には,産学官連携本部研究統括部門研究企画・管理部に報告しなければならない。
2 管理責任者は,外部機関等と秘密情報に関する条項を含む契約書等を締結した場合で,かつ統括責任者または部局責任者から要請があった際には,当該契約書等の写しを提出しなければならない。
3 管理責任者は,自己が管理する秘密情報について,監査および不正対応等の目的のため,統括責任者または部局責任者から要請があった際には,当該秘密情報の内容及び管理方法について,報告しなければならない。
(不正対応)
第15条 本学において,職員等および学生等の研究に関する秘密情報管理状況に問題があった場合又は問題が懸念される事案が生じた場合(故意又は研究者としてわきまえるべき基本的な注意義務を著しく怠ったことによるものに限る)の対応については,福井大学における研究活動の不正行為への対応に関する規則(平成19年福大規則第9号)に準じる。
(雑則)
第16条 この規程の実施に関し,必要な事項は別に定める。
 
 
附 則
1 この規程は,平成29年12月1日から施行する。
2 福井大学共同研究契約等に係る秘密保持規程(平成21年福大規程第36号)は廃止する。
附 則(平成30年9月26日福大規程第78号)
この規程は,平成30年10月1日から施行する。
附 則(平成31年3月30日福大規程第59号)
この規程は,平成31年4月1日から施行する。